小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-118/187page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
8.反比例 は)反比例の対応表をつくる 正答率は67%である。対応表を完成す る問題であるが、xとyの変化を見ない で、yだけの変化から答えを出し、誤っ ている。 (2)反比例の関係を式に表す 正答率は46%である。無答が多いが、 これは、文字を使って式を表すことに慣 れていないためと思われる。 ・積一定の規則に従って、表を完成させるよ うにしたい。 ・文字の使用については、形式的にならない よう、この単元以外でも留意したい。
9.柱状グラフ 正答率は40%と低い。題意を正しく読み 取っていないための誤りが目立つ ・柱状グラフと棒グラフの違いをよく理解さ せるようにしたい。
領域4](数量関係)にっいて 比や統計的見方に関する内容が、よく理解されていない。形式的な指導になりがちなので、 教材の扱いには工夫が必要である。 二量間の関係をとらえる間題では、比例や反比例の特徴がよく理解されていない。また、関 係の式表示や変形、柱状グラフの読み方などについての指導にも工夫が欲しい。

◎第6学年算数についてのまとめ
領域別に見ると、「数と計算」や「図形」に比べ「量と測定」の平均正答率は、かなり低くなっ ている。「量と測定」の領域でも特に単位換算の正答率が低くなっている。その他、領域別に陥没 点を見ると、「数と計算」では、分数の四則混合算、数直線上の点の読み取りである。また、「図 形」では図形の包摂関係、「数量関係」では、比と比の値、統計による推測、柱状グラフの読み取り などである。いずれも、基礎的・基本的な内容であり、指導上の工夫が必要である。

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