小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-120/187page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
領域A(生物とその環境) 6.花粉の働きを調べる方法 (1)正答率は75%でほぼ理解されている。 (2)正答率は82%でよく理解されている。 7.花粉と受粉 (1)おしべに花粉ができること ・正答率は59%であり、め花の(工〕とい う誤答が多い。 (2)ヘチマの実のでき方 。正答率は58%で(ア)という誤答が多い。 8.森林内外の様子の違い ・正答率72%とほぼ理解されている。 ・花粉がつかないと、種子ができないことを 確実に理解させる方法を工夫する。 ・め花とお花の区別など、花のつくりについ てよく観察させ、それぞれの部分の働きにつ いてもよく理解させることが必要である ・め花とお花が明確に区別されておらず、混 同しているので、観察の視点をはっきり押さ えて指導する必要がある 。野外で実際に観察させ、森林の樹木の様子 だけでなく、そこに生えている下草にも目を 向け、植物どうしの関係をよく理解させる必要 がある。
領域B(物質とエネルギー) 9.電磁石の極と電流の関係 ・正答率は75%とほぼ理解されている。 10.電磁石を強くする方法 (1)・・・正答率73%とほぼ理解されている・ 12)・・・正答率83%とよく理解されている。 ・条件を変え、実際に試してみることと、結 果をよく整理し、そのきまりを的確にとらえ させる必要がある。 ・製作活動を取り入れ、実験をとおして理解 を図る。
領域C(地球と宇宙) 11.地層は水の働きによってできること (1)地層と水の働き ・正答率は71%でよく理解されている (2)地層のでき方 ・正答率82%とよく理解されている。 12.土や砂の水中での沈み方 ・砂よりも粘土の方が速く沈降するとい う誤答が多く、正答率も51%と低く、理 解が不十分である。 ・川原で、視点を明確にした観察を行うとと もに、モデル実験の方法を工夫し、運搬作用 と粒子の大きさの関係を確実にとらえさせる。 ・太い透明ビニール管を用いて実験観察させ、 にごって見えるのは小さい粘土の粒で、これ の沈む速さは最も遅いことをとらえさせる。

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