領域B(物質とエネルギー) 14.てこのつり合い
。正答率は69%であるが重要指導事項で
あることを考えると、いまひとつという
感を否めない。てこにおける回転の働き (力のモーメント)を「力」と「腕の長
さ」の和として考えている誤答が多い。 15.力の大きさと、ばねの伸び
・正答率は84%とよく理解されている。 16.てこの原理
・「支点が中にあるてこ」についてはよ
く理解しているものの、「支点が外にあ
るてこ」についての理解は不十分と言え
る。完全正答のため正答率は48%と低く、 作用点(オ)を支点ととらえている誤答が多
い。
17.りんじくの働き
(1) (2) 
(1)(2)ともに「てこ」という統一
概念で思考でき、しかも同じレベルの
問題であるが、正答率は(1)が64%、(2) |
。てこの原理は、滑車や輪軸などの統一的理
解を図るための重要概念である。児童の直接
体験を通して、概念の形成を図る。回転の働 き=「力」×「腕の長さ」の概念を、思考と
実験をくり返しながら定着させることが必要
である。 ・重さ(重力)は力であるという概念をしっ
かりととらえさせたい。
・支点が中にあるてこと、外にあるてこにつ
いて、それぞれ、力点・作用点・支点の関係
を、実験をとおしてひとつひとつ理解させ、
応用力をつけることも必要である。
・児童の問題本質のとらえ方が甘いと言えば
それまでであるが、指導面で解決できること
であるから注意が望まれるところである |