高等学校「理科1」のてびき-035/133page
(1) 先ず、サーモ・カップに200gの水を正しく測って入れる。
(2) 図1のように装置を組み立てる。
(3) スイッチを入れて電流がlA程度になるように直流電源の電圧を調整する。調整のための通電は、できるだけ短時間に行う。
(4) 測定では、時間を読む人、温度を読みとる人、電圧、電流を監視する人…、それぞれ分担を定めておく。
(5) 準備が終ったら、数分間放置(スイッチは切っておく)して始めの水温を測る。なお、水温の測定の際は、必ず充分なかくはんを行う。(ミニスターラを作動させる)
(6) いよいよ測定に入る。スイッチを入れて6分間通電してみよ。
ただし、1分毎に水温を測定して、下の表に記録しておく。
また、その間、電流、電圧が一定に保たれるよう監視せよ。
5 測定結果の処理
表1
気温〔 〕
時間 水温 上昇温度
表2
m〔g〕 V〔V〕 I〔A〕 t〔S〕 T〔deg〕 J〔J/cal〕
(1) 表1の時間と水の上昇温度との関係を、グラフ用紙に示してみよ。
(2) 表2の各欄に、それぞれ測定値を記入し
J=VIt/mTを用いて熱の仕事当量を求めてみよ。( )
(問) 測定中に、容器から外部に熱が放散したとすれば、求まるJの値は4.18J/calに比較して大きいか、また小さいか。