高等学校「理科1」のてびき-046/133page
気体反応における量関係
年 組 No. 氏名
1 ねらい
一酸化窒素NOと酸素O2とが反応するときの体積関係をしらべ、気体反応においては、反応する気本間の体積比が常に一定であることを理解する。
2 準備
試験管、誘導管、水そう、コマゴメピペット(5ml用)、スタンド、6M―硝酸、銅片、メスシリンゲー(50ml 3本)、実験用酸素ボンベ、ゴム栓(切り込み入り)
3 方法
(1) 一酸化窒素NOを水上捕集する。
1) 簡単な気体発生装置に、表面を良くみがいた銅片を2枚入れ、さらに6M―硝酸10mlをコマゴメピペットでとって加え、発生する気体を2本のメスシリンダーに捕集する。
(図1)
2) 2本のメスシリンダーに捕集できたら、気体発生装置のゴム栓をはずし、試験管に水を加えてうすめ、この溶液だけを捨てる。
注 ・このときもれる気体を、なるべく吸い込まないようにすること。
・最初に捕集したメスシリンダー内の気体は、不純物を多く含むので、先生の指示に従って処理すること。
(2) 酸素O2を水上捕集する。
1) 別のメスシリンダーに、実験用酸素ボンベより、酸素O2を約25mlほど捕集し、この目盛を正確に読んで記録する。
2) このメスシリンダーをスタンドに、すぐ取りはずせる程度に保持しておく。
注 ・メスシリンダーの目盛を読むときには、メスシリンダー内と水そうの水面をできるだけ一致させて読みとるようにする。
(3) スタンドに保持しておいた酸素O2に、捕集してあるメスシリンダー内の一酸化窒素NOを少しずつ加えて反応させる。
1) 一酸化窒素NOの入っているメスシリンダーの目盛を正確に読んで記録し、これに図2のように