高等学校「理科1」のてびき-047/133page
切り込みを入れたゴム栓をする。
図2 O2にNOを加えて反応させる。
2) ゴム栓のすき間を利用して、一酸化窒素NOを4〜5回に分けて(1回分8〜10ml程度)、スタンドに保持してある酸素O2にゆっくり加えて反応させる。加え終ったら、一酸化窒素NOの目盛を正確に読んで記録する。
3) 一方、酸素O2の中に生成した二酸化窒素NO2が、完全に水に溶けるように、スタンドからメスシリンダーを取りはずし、上下に軽く振った後静置し、残っている酸素O2の体積を正確に読んで記録する。
4 結果と考察
(1) 実験の結果を表に整理する。
メスシリンダーの目盛の読みと体積 最初 1回 2回 3回 4回 5回 メスシリンダー内のNOの目盛の読み このとき加えたNOの体積 ml 0 これまでに加えたNOの合計体積 ml 0 メスシリンダー内に残っているO2の体積 ml
(2) 残っている酸素O2の体積と、加えた一酸化窒素NOの合計体積との関係をグラフに記入する。
(3) 考察
1) 反応した一酸化窒素NOと酸素O2との体積比を、上のグラフより求めよ。
NO : O2=
2) NOとO2との反応式を書き、その係数と上で求めた体積比との関係を考えてみよ。
3) 銅と硝酸が反応してできた、青色の溶液は何か考えてみよ。