高等学校「理科1」のてびき-062/133page
細胞の観察と大きさの測定
年 組 No. 氏名
1 ねらい
生物体をつくっている細胞の構造を観察し、その大きさをはかってみる。
2 準備
タマネギ、顕微鏡、スライドガラス、カバーガラス、ピンセット、柄つき針、酢酸カーミン液、カミソリ、スポイト、ろ紙、接眼ミクロメーター、対物ミクロメーター
3 方法
(1) タマネギのリン片の内側に、カミソリで5mm平方ぐらいの浅い切れ目を入れ(図1)、これをうすくはがす(図2)。はがした表皮をスライドガラスにとり、水を1滴落としてカバーガラスをかけ、プレパラートを作る(図3、5)。これを顕微鏡で観察する。
(2) 顕微鏡での観察は、まず低倍率で行い、順次、高倍率で行うようにする。対物レンズとプレパラートのカバーガラスの間の距離は、おおよそ図6のようになる。
(3) 染色した細胞で、核を観察する。はがしてスライドガラス上にとった表皮に、酢酸カーミン液を1滴落としてしばらくおく。カバーガラスをかけて観察すると、核が赤く染まって見える。
(4) 観察した細胞を(1)、(3)ともにスケッチする。スケッチは、顕微鏡の視野にとらわれず、数個の細胞をできるだけ大きく、正確に書く。