高等学校「理科1」のてびき-063/133page
(5) 接眼ミクロメーター1目盛りの長さをきめる。
1) 接眼レンズの中に、きれいにふいたミクロメーターを入れる (図7)。
2) 対物ミクロメーターを顕微鏡のステージにのせる。裏返しにならないようガラスに刻まれている文字が正しく読めるようにのせる。
3) 対物ミクロメーターにピントを合せ、接眼レンズをまわして両方の目盛りを平行にする。目盛りが一致する所を2ケ所さがし (図8)、おのおのの目盛り数を読み取る。
4) 対物ミクロメーターの1目盛りが10μであることから、図7のように、接眼ミクロメーター1目盛りの長さを計算する。
5) 接眼ミクロメーター1目盛りの長さは、顕微鏡の倍率により異るので、各倍率ごとに計算し表を作っておく(表)。
(6) 細胞の大きさを測る。
1) 対物ミクロメーターをステージよりはずし、測ろうとする細胞の入っているプレパラートをステージ上におく。
2) 細胞にピントを合せ、同時に見えている接眼ミクロメーターで、その目盛り数を読みとる。そのときの倍率での接眼ミクロメーター1目盛の長さを目盛り数にかければ、実際の長さが求められる(図9)。
3) いろいろの細胞の長径や短径、核の直径などを、図9のようにスケッチをして測ってみよ。
顕微鏡の倍率と接眼
ミクロメーター1目盛の長さ対物レンズ 倍 倍 倍 倍 接眼レンズ 倍 倍 倍 倍 倍 μ μ μ μ 倍 倍 倍 倍 倍 μ μ μ μ 倍 倍 倍 倍 倍 μ μ μ μ