高等学校「理科1」のてびき-106/133page
直達日射量の測定
年 組 No. 氏名
1 ねらい
地表で起っている自然現象の多くは、太陽の光や熱エネルギーが原動力になっている。太陽放射エネルギーの1つである熱エネルギーについて、我々の住む地表にどのくらいふりそそいでいるかを調べるために、太陽放射が垂直にあたるようにおいた1cm2の面が、1分間にうける太陽放射エネルギー一の量(直達日射量)を測定する。
2 準備
簡易日射計、温度計、ゴム栓、遮へい箱、バケツ、メスシリンダー、天秤、ノギス、定規、ろうと、水
3 方法
〔測定前の作業〕
(1) 日射計の容器の熱容量を求める。
日射計の容器に水をみたす前に、容器の質量(m)を天秤ではかり、その熱容量(Q)を求める。
Ω=m×C ただし Cは比熱
銅容器…C=0.09cal/g・度 鉄容器…C=0.11cal/g・度
(2) 日射計の受光面積(S)を求める日射計が円筒の場合、その外径(2r)をノギスで測り、長さ(l)は定規で測る。
受光面積(S)は
S=2r×l〔cm2〕
(3) 容器に計度計のさし込んだ栓をした時、容器から水があふれでない程度の水量を調べておく。(容器に水かいっぱし入っているとゴム栓がしにくい。)