高等学校「理科1」のてびき-107/133page
〔測定の作業〕
(4) 日射計の容器に適量の水をメスシリンダーで測り、容器に入れ、温度計のさし込んだゴム栓をし、遮へい箱に日射計をセットする。
(5) 遮へい箱にふたをし、日なたに出し、遮へい箱の影をみながら、ふたが日射に対して直角になるようにおく。
(6) 測定開始面前に水温をよみとる。ふたを取り測定を開始するが、1分ごとに水温をよみとり、10分間の水温の変化をはかる。温度計の目盛りは1/10度までよみとる。
(7) 測定中の大気や雲のようすを、例えば、うす雲がかかる。積雲の中に入る…と具体的に測定時刻ごとに記録しておく。
4 結果と考察
測定開始 分 測定終了 分
大気 気温 〔℃〕 水温 〔℃〕 太陽高度 〔度〕 風向 風力 〔m/秒〕
時間 水温 0〔分〕 〔℃〕 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
(1) 水温の上昇のもっとも大きい、日射計が1分間に太陽から受け取った熱量を求める。
日射計が受け取った熱量=水温の変化〔℃〕×(水量+容器の熱容量)
〔cal〕
(2) 日射計の受光面1cm2あたり、1分間に受け取った熱量(直達日射量)を求める。
直達日射量 = 日射計が受け取った熱量〔cal〕÷受光面積S〔cm2〕
〔cal/cm2〕