研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-021/170page
市場機構と政府のはたらき
(3時間)させる。 作用(3)物価の変動モジュール学習による展開例 ーターである」(都留重人著『経済学はむずかしくない』講談社P23〜24) ○ 現代の経済においては価格のはたらきや市場のはたらきにゆだねられない問題,例えば,公共的な諸事業もあることに気付かせる。
○ 物価が多くの品物やサービスの価格の全体としての状態をとらえる概念であることを理解させる。
○ 消費者物価の動きは,消費生活に重要な意味をもつことを考えさせる。
○ 物価の安定が国全体の経済にとっても重要な目標であることに気付かせる。どを取り上げて,少数大企業の経済活動と国民生活との関連から理解させる。
○ 自由な市場において価格の果たす資源配分機能や管理価格のもつ意味を現実の市場の姿と経済社会の変化などとの関連で理解させる。○ 資本主義経済での自由競争に基づく市場機構の限界について理解させる。
○ 市場機構のゆがみや限界と私たちの生活との関係について考えさせる。2 市場機構の限界と消費者の立場(1)寡占(独占)と不完全競争(2)不完全競争と物価(3)物価上昇と私たちの生活モジュール学習による展開例 ○ 「生薩の集中度(『日本国勢図会1981年版P419)
○ 「価格のバロメーター」(都留重人著『経済学はむずかしくない』講談社P77)○ 小項目「消費者保護と企業の責任」で,消費者保護のために国や地方公共団体の果たす役割について具体的に指導する。
○ 寡占度の高い即席ラーメンや歯みがきこなど,具体的な商品名をあげて寡占を理解させる。○ 物価を抑制し,不完全競争がもたらす弊害を取り除くという点から,政府の果たす経済的役割を考えさせる。 3 物価安定と政府の経済活動(1)物価高と家計への影響(2)物価高と消費者の対応(3)政府の対応独占禁止法物価政策モジュール学習による展開例 ○ 「独占禁止法」第1条,第9条,第27条
○ 「物価安定のための政策展開」(経済企画庁編『国民生活白書』昭和55年版P233〜257)○ 小項目「景気変動」で財政の役割について指導する。
○ 税金と国民生活の関連については,「景気の変動」で取り扱うようにする。