研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-100/170page

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展開例 (9)
1 小項目 現代の国家と民主政治
2 指導目標 国家と個人,地方自治と住民福祉,世論と現代政治,世界の主な政治体制などを観点として,現代の国家と民主政治に関する基本的な問題について考える力を養う。
3 指導計画 (1) 国家と個人……………2時間
(2) 地方自治と住民福祉…………3時間(本時は3時間目)
(3) 世論と現代政治……………2時間
(4) 世界の主な政治体制…………2時間
4 本時の学習指導案

題材 地方自治の課題
ねらい 住民福祉の実現のために地方公共団体の果たす役割を理解させ,地方自治の課題について考えさせる。
過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点
導入 1 地方財政と住民の生活 ○ 資料1)を読み,福島市の歳出が市民の生活とどのように結びついているかを調ぺる。 ○ 予算に計上された主な事業を調べ,市民の生活の向上にどう役立つのかを考えさせる。
展開 2 地方財政の問題点
3 住民運動と住民エゴ
○ 資料1)を読み,福島市の財源を調ぺる。
○ 資料2)をみて,県内の市町村の歳入に占める地方交付税の割合を地図に色分けする。
○ 色分けをした結果から,地方財政の問題点を指摘する。
○ 東京のゴミ問題の話を聞き,住民運動と住民エゴについて考える。
○ 市税の内容にも目を向けさせ,納税の大切さを認識させる。
○ 自主財源が30%未満.50%以上の市町村とその理由について理解させる。
○ 地方財政は,住民福祉の向上に大きな役割を果たしているが,一方では,財政面で問題があることを理解させる。
終末 4 本時のまとめと次時の予告 ○ 地方自治の課題を指摘する。
○ 次時の予告(マス・コミと世論)を聞く。
○ 住民福祉の実現のためには住民がエゴから脱却して,各々の利害を調整することが必要であることに気付かせる。


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