研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-104/170page

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展開例 (10)
1 小項目 国際平和と人類の福祉
2 指導目標 国際法と国際政治の特質,国際連合と集団安全保障,核兵器と軍縮問題,人類の福祉と日水の役割などを観点として,国際法と国際政治の特質に触れながら,国際連合を初めとする世界の様々な機構や組織などの国際平和と人類の福祉を目指す努力に気付かせ,その一層の増進について考えさせる。
3 指導計画 (1) 国際法と国際政治の特質…2時間
(2) 国際連合と集団安全保障…2時間
(3) 核兵器と軍縮問題…2時間(本時は1時間目)
(4) 人類の福祉と日本の役割…2時間
4 本時の学習指導案

題材 軍備拡張と核兵器の発達
ねらい 国際関係の緊張が,核兵器の発達をもたらしたことを理解させ,それと世界の平和と安全とのかかわりについて考えさせる。
過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点
導入 1 核兵器の恐ろしさ ○ 資料1)を読み,核兵器の威力について話し合う。 ○ 核兵器が人類を破滅させる危険性をもつものであることに気付かせる。
展開 2 核兵器の保有量配置の現況
3 核拡散防止の努力
○ 核保有国の歩みと国際緊張の推移を年表にまとめる。
○ 資料2)を読み,現在,世界にはどんな核兵器が,どのくらいあるのか調べる。
○ 核拡散防止が,なぜ必要なのかについて話し合う。
○ 国際関係の緊張が軍備拡張競争を生み,核兵器の発達を促進していることに気付かせる。
○ 原爆・水爆などを運搬する手段の発達が,核の危険を増大させていることに気付かせる。
○ 潜在核保有国が増加していることに留意させる。
終末 4 本時のまとめと次時の予告 ○ 核兵器が世界の安全と平和にとって,どんな役割を果たしているか考える。
○ 次時の予告(軍縮への努力と日本)を聞く。
○ 世界の平和が米ソ二大核保有国の軍事力のバランスの上に成り立っているのかどうかという視点からも考えさせる。


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