研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-107/170page

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展開例 (11)
1 小項目 世界の諸地域の文化と文化交流
2 指導目標 世界の諸地域の文化に目を向けさせて,文化の多様性,異質性に気付かせ,それぞれの文化が多様で異質でありながらも,共通したもの,普遍的なものをも内包していることに気付かせ,人類文化としての共通の基盤となるものは何かを考えさせる。
3 指導計画 (1) 人間と文化………………1時間
(2) 世界の諸地域の文化………5時間(本時は2時間目)
(3) 世界の文化交流……………2時間
4 本時の学習指導案

 
題材 遊牧民の生活文化
ねらい 家畜の飼育を生業とする遊牧民の生活文化について理解を深める。
過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点
導入 1 牧畜の形態 ○ 牧畜の形態にはどんなものがあるか話し合い,その特徴を比較する。 ○ 遊牧,移牧,企業的牧畜を取り上げ,遊牧を定義づける。
展開 2 遊牧民の分布ときびしい風土
3 遊牧民の生産技術
4 遊牧民の生活
○ 資料1)を読み,およそ四つに分類される遊牧について,その地域,家畜,民族などを略図にまとめ,遊牧と自然環境との関係を考える。
○ 野生有蹄類を狩猟の対象としていた狩猟民が牧畜民になりえた技術を理解する。
○ 資料2)を読み,遊牧民の生活を家畜の世話,食事内容,お祈りなど1日を区切りとした生活暦を中心に話し合い,自分たちの生活暦と比較する。
○ 地図帳を活用して作業させる。
○ 教師が提示したTPと比較させ,部分的に修正させる。
○ 気温・降水量と関連づける。
○ 乗馬のための「くつわ」と「たずな」の発明についても説明する。
○ 1日を区切りとした生活暦でさえ,職業や年齢によりかなり1の違いがあることに気付かせる。
○ イスラム教の分布と伝播,それに戒律などにもふれる。
終末 5 本時のまとめと次時の予告 ○ アラビア遊牧民の生活の様子を発表する。
○ 次時の予告(アジアの文化)を聞く。
○ 遊牧民の過去や滅ぴゆく遊牧民についても関心をもたせる。


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