研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-111/170page

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展開例 (12)

1 小項目 日本の生活文化と伝統
2 指導目標 身近な日本の社会において,自らが属する社会の基盤となっている生活文化とそこに流れる伝統を理解して,自己形成の課題を明確にするとともに,それを受け継ぎ発展させていく意欲を育てる。
3 指導計画 (1) 衣食住と日本の風土………6時間(本時は3時間目)
(2) 日本人の生き方と日本の風土…2時間
(3) 文化の受容と創造………………3時間
4 本時の学習指導案

 
題材 住まいの伝統
ねらい わたしたちの生活の仕方が日本の風土とのかかわりあいのなかから創造されたものであることを,住まいの伝統を通して理解させる。
過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点
導入 1 住まいの構造 ○ 資料1)を参考にして,会津地方や浜通り地方などの住まいの構造の特徴を調べ,発表する。 ○ 日本の家屋は,木と紙と土で作られていることに注目させる。
展開 2 住まいの構造と風土との関係
3 構造と住み心地
○ 資料2)を読み,住まいの構造と風土との関係についてまとめ,発表する。・木造・障子と畳・間取り
○ 現代の住宅に残る住まいの伝統と住み心地について話し合う。・住まいの変化・住み心地の比較
○ 日本の住まいの構造には,風土,年中行事,冠婚葬祭,家族制度などとの関係が配慮されていることを理解させる。
○ 木造は,耐久性に欠けるので土蔵が作られるようになったことに注意させる。
○ 日本の住まいのよさを,気候の特色と結びつけて考えさせる。
○ 現代の住まいは,洋風化している面も多いがその中に日本の住まいの伝統が生きていることに気付かせる。
終末 4 本時のまとめと次時の予告 ○ 日本の住まいの伝統とは何かに気付く。
○ 次時の予告(障子,畳の歴史・住まいの伝統)を聞く。
○ 4〜5名を指名して,発表させる。


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