研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-118/170page

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展開例 (14)
1 小項目 日本の生活文化と伝統
2 指導目標 身近な日本の社会において,自らが属する社会の基盤となっている生活文化とそこに流れる伝統を理解して,自己形成の課題を明確にするとともに,それを受け継ぎ発展させていく意欲を育てる。
3 指導計画 (1) 衣食住と日本の風土……………6時間
(2) 日本人の生き方と日本の風土………2時間
(3) 文化の受容と創造……………3時間(本時は3時間目)
4 本時の学習指導案

題材 文化の受容と創造
ねらい 日本はいろいろな文化を受け入れ,独自の文化をつくりあげたことを理解させるとともに,それらが海外の文化の形成にも寄与していることに気付かせる。
過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点
導入 1 外来文化の受容とその意義 ○ 資料1)と前時の学習をもとに,外来文化の受容の意義をまとめ,発表する。 ○ 我が国では,外来文化を受容しつつ,それらを日本化して独得の文化を創造したことを理解させる。
展開 2 文化の創造
3 海外文化への寄与
○ 畳の上で生まれた日本独自の文化の例を取り上げ,その発展の歴史を調べる。・和歌,俳句,浮世絵・茶の湯,生花,琴,尺八・かすり,ちりめん・柔道
○ 資料2)を読み,我が国の文化が外国の文化にどんな影響を与えているかを調べる。・浮世絵とフランス印象派・芭蕉とイマジズム・柔道とオリンピック
○ 前時の予告に基づいて,必要な資料を生徒に用意させておく。
○ 茶道,華道,柔道など「道」としての文化の特徴を理解させる。
○ 畳文化の二面性(精神修養的要素と秘伝的要素)について考えさせる。
○ 今まで,外来文化の受容ばかりで海外の文化に貢献する機会の少なかった日本文化が,外国の文化に影響を与えたという事実に着目させる。
終末 4 本時のまとめと次時の予告 ○ 日本独自の文化の創造と外国文化への寄与について調べたことを発表する。
○ 次時の予告(現代の文化)を聞く。
○ 4〜5名を指名して,発表させる。


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