研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-132/170page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

展開例 (18)
1 小項目 真理を求めて思索することの意義
2 指導目標 学ぶことの意義,哲学的なものの考え方と科学的なものの考え方などを観点として学ばせ,生徒が主体的に自らの問題として真理を求めて思索する能力や態度を身につけさせる。
3 指導計画 (1) 学ぶことの意義…………2時間(本時は1時間目)
(2) 哲学的なものの考え方と科学的なものの考え方………6時間
(3) 現代に生きる思索…………1時間
4 本時の学習指導案

題材 生きることと学ぶこと
ねらい
(1) 「何のために学ぶのか」は,現代の高佼生の根本的な問いであり,それを明確にすることによって,学校における学習や生涯学習の必要性を認識させる。

(2) 人間は,学ぶことによって人間になることを具体的に理解させる。
過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点
導入 1 何のために学ぶのか ○ 「私たちは何のために学ぶのか」についての作文を発表し,学ぶことの目的について話し合う。・知識をうるため,いい会社に入るため,出世するためなど ○ 事前に作文を書かせておき,本時にOHPまたは板書で整理する。

○ 生徒の意見を聞きながら,整理していくのもよい。
展開 2 人間の根源的な願いと文化の形成
3 文化の受容・創造と人間形成
○ ひとは.だれでも「よくありたい」と願う根源的な要求をもっていることを理解する。・人間は善さを思考する存在・その所産として文化を形成

○ 資料1)を読み,人間が人間となるための条件について話し合う。

○ 自主的な生き方の開発と新しい文化の創造について話し合う。
○ 学ぶことは,実利を求めることでなく,自らを少しでも高めようとすることであることに気付かせる。

○ 生きることは,文化の受容と創造であることを認識させる。

○ 「人間生活と文化」と関連させながら,人間形成の条件について考えさせるようにする。
終末 4 本時のまとめと次時の予告 ○ 人間が,人間として生きることは,絶えざる学習の過程であることを認識させ,学ぶことの意義を理解する。

○ 次時の予告(学間と人生)を聞く。
○ 様々な文化現象・狼に育てられた少女の写真,スライドを利用する。


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。