-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-033/231page
清水小学校
1、川原のようすと流水のはたらき
(1)調べる場所
飯坂街道の上松川橋付近
(2)橋の上から川原や水の流れの様子を観察し,全体のおおよそのスケッチをする。
1)スケッチの中に,川幅や中州の大きさ,川原の広さなどのおおよその数値を書き入れる。
2)川原ができているのは,流れの大きく曲がっている内側か,外側か。また,川岸がけずられているのはどちらか。
(3)川原におりて流水のはたらきを調べる。
1)川がカーブしているところで,20mの長さを測り,内側と外側の流れの速さを測定する。
2)水中のぞき箱などを用い,ゆるやかな流れの場所と,早瀬のような流れの速い場所とで,川底の違いを調べてみる。また小板の上に大ききの違う砂や小石をのせ,流れの中に沈めて砂や小石の流され方を観察する。
流れの速さと,砂や小石の運ばれ方にはどのような関係があるかまとめる。
3)川の曲がっている内側と外側で,川岸につもっている砂やレキの大きさの違いも観察する。
4)川の流れと川岸のけずられ方,川原や中州のできかたについてまとめる。
(4)川原のレキを調べる。
川原で,レキのつもり方が平均的な場所を選び,1m四方の方形枠を置く。