-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-034/231page
方形枠内の,長径5cm以上の石をビニルシート上にとり出す。
1)レキの大きさで分ける。
レキの大きさによって,5〜10cm,10〜15cm,15cm以上に分け,その数を調べる。
2)レキの形で分ける。
石の形で,まるい石,ややまるい石,角ばった石に分けてその数を調べる。
3)川原のレキの多くは,安山岩,花嵐岩で,これらの硬い岩石は,吾妻火山帯に分布しています。これらの岩石は,流水のはたらきで運ばれてきたものです。
4)調べた結果を表にまとめる。
大きさ(cm) レキの形 種類 5〜10 10〜15 15以上 円 亜円 角 安山岩 花崗岩 硅岩 34 18 4 10 39 7 48 6 2 61% 32% 7% 18% 70% 12% 福島三小の松川橋付近の資料と比較してみることによって,レキの大きさや形が流水のはたらきによってどのように変わっていくかを,一層よく理解させることができます。
さらに,松川の中流付近の資料を記しますので参考にしてください。
大きさ(cm) レキの形 種類 5〜10 10〜15 15以上 円 亜円 角 安山岩 花崗岩 硅岩 27 32 6 12 43 10 52 8 5 42% 49% 9% 19% 66% 15% 松川の中流付近(福島刑務所北側)