-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-056/231page

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もってできた砂質凝灰岩層です。

 (D)層は粘土と角レキが混じってつもってできた地層でレキの数はやや少ない。レキの多くは10〜30cm大ですが,1mを越す巨レキも含まれています。また,レキは安山岩や安山岩質溶岩からできています。

 道路沿いの地層は,新第三紀に入って日本列島は沈降し始め中通りでは阿武隈山地を島として残し,ほとんど海底と化しました。その沈降し始めた中新世の始めの頃に海底につもってできたもので,県北地方の下部層に相当している地層です。

山舟生小学校

1、地層の観察

 学校より2.5km離れており,観察には不適地であるが,教師用資料として活用下さい。

(1)観察する場所

 七ツ釜砕石場

 採石現場は危険なので,事務所の場所から露頭を観察する。
七ツ釜砕石場

(2)七ツ釜採石露頭の観察

 大規模な採石現場は新第三紀の初め,阿武隈山地の北部地域に起こった火山活動で噴出した,安山岩質の火山砕せつ物や溶岩からなっています。

 この火山活動で噴出した安山岩質の火山砕せつ物や溶岩(一部玄
七ツ釜砕石場


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