-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-057/231page

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武岩質)は霊山から梁川町,山舟生にかけて茶かっ色の岩石として観察され,中新世最下部属の霊山層の主体をなすものです。

 事務所前の広場に立って遠望すると,露頭の最上部には赤かっ色の(C)層が観察されます。この地層は第四紀に入って活動を始めた吾妻火山や安達太良火山の火山灰が,西風で運ばれてきて雪がつもるようにしてできたローム層です。

 ローム層の下は暗茶灰色をした溶岩流や集塊岩で火口から流出したので,遠くから眺めると地層のようなよこしま模様が観察されます。

 全体が暗茶灰色を帯びていますが,部分的に(A)のように赤色を帯びた溶岩も観察されます。

梁川小学校

1、地層の観察

(1)観察する場所

 八巻石材工場近くの広瀬川畔

 梁川高校に通ずる登り口付近から川原の桑畑に下り30m写真の真下の川岸
八巻石材工場近くの広瀬川畔

(2)がけから離れて地層全体を観察する。

 1)桑畑をいためないようにして,地層の全体が見通せる所に立ってがけの全景をスケッチする。

 2)地層の重なり方,地層の色,レキの形,露頭の高さなど気付いたことを書き入れる。

 3)梁川小学校や中学校・高校の建
八巻石材工場近くの広瀬川畔


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