-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-080/231page
の段丘血です。学校や安積永盛駅の建っている面は,下位(第三)段丘面です。
2、川原のようすと流水のはたらき
(1)調べる場所
笹原川の新栄橋付近
(2)土手の上から川原の様子や水の流れを観察する。
1)土手の上から川の全景をスケッチする。
2)川原や,中州,水の流れ,川原のたい積物がけずられていないかどうか,気付いたことを書き入れる。
3)半月状の川原とその対岸の川原とでどらら側の川原が流水でけずられているか調べる。
(3)川原に下りて,流水のはたらきを観察する。
1)(ア)の中州や,(イ)の川原から向こう岸に進むにつれて深さはどう変わるか。
2)水中のぞき箱で川底に積もっているレキが向こう岸に進むにつれその大きさに変わりはないかどうか。
また,川底にそって砂が流されている様子などを観察し,川原のレキはどのような方法で運ばれてきたのか話し合う。
3)(イ)の川原の近くと向こう岸とで水の流れはどうか調べる。
流速と川の深さ,岸をけずる力との間に何か関係がないだろうか考える。