-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-081/231page

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穂積小学校

1、地層の観察

(1)観察する場所

 学校の東方向300mで採石置場の西側のがけ
学校の東方向300mで採石置場の西側のがけ

(2)がけから離れて地層全体を観察する。

 観察に先がけ,事務所で許可を受けてから置場に入るように。

 1)地層が見通せる所からがけの全体を観察する。

 2)地層の重なり方や傾きに注意して地層を書き入れる。 また,地層の厚さ,色など気付いたことを書き入れておく。

 調査に出かける前に,全員で学校の裏のけずり取ったがけの地層を観察し,どのような特徴があるか調べておくと,学校裏に観察された2枚の地層のうちの下の地層と採石置場の(B)層とは,地層の色や,岩質が同じであることに気付く。

 3)学校の裏山や,採石置場の残丘は,これらの地層が積み重なってできていることを理解するとともに,地層には広がりがあることも理解する。
学校の東方向300mで採石置場の西側のがけ

(3)地層に近づいてその特徴を観察させる。

 学校の裏のがけでは2層しか観察されませんが,ここでは3層観察されます。

 (A)層は細かい砂層で,指できわってみると,ややふんわりした感じがあります。この感じは軽石のような火山灰が混じっているためです。この地層は正しくは凝灰岩質細粒砂層で


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