-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-089/231page
3)この小高い山は,これらの凝灰岩層や頁岩層のくり返しのたい積でできていることを理解する。
4)うすい頁岩層と凝灰岩層がくり返し積もっているところを,少年自然の家の近くのがけで探してみよう。地層は水平方向に広がって積もっていることを理解する。
(3)地層に近づいてその特徴を観察させる。
(A)層は白っぽくうすく割れやすい性質をもっており,粘土に火山灰が混じって半固結してできた頁岩で,葉理(1枚の地層の中の粒子の配列)が発達しています。地層の厚さは20cm〜50cmです。
(B)層は灰白色で,細粒質の塊状の凝灰岩層です。地層の色から判断して,この地層は石英安山岩か流紋岩質の海底火山の噴火の際に,火山灰が海底に積もってできたと考えられます。
指で触って下さい。砂や粘土と違ってクレンザーのような感じを受けるでし