-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-099/231page

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砂や小石は,逢瀬川の上流から運ばれてきたと考えられるので,河内小学校の川原のレキの資料を参考にして,川原のレキの変身について学習する。

小塩江小学校

1、地層の観察

(1)観察する場所

 宇津寒山に通ずる,木曽部落の道路沿いのがけ。
宇津寒山に通ずる,木曽部落の道路沿いのがけ。

(2)がけから離れて地層全体を観察する。

 1)がけから離れて,地層が見通せる所に立って,がけの全景をスケッチする。

 2)地層の重なり方に注意して,地層を書き入れる。そのとき地層のおよその厚さ,色など気付いたことを書き入れる。

 3)この高台は,一番下に白と黒褐色のしま模様をした地層があり,その上には30cm大の円レキを含むレキ層が積もっている。地層の境はデコボコしている。また,このレキ層の上には桃色をした地層や,白っぽい地層が平に重なっているのが見られる。これらの地層が積み重なって,この高台をつくっていることがわかる。

 4)桃色の地層や白っぽい地層は目立つので,これらの地層を追いかけ,地層の広がりを調べる。
宇津寒山に通ずる,木曽部落の道路沿いのがけ。


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