-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-105/231page

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長沼小学校

1、地層の観察

(1)観察する場所

 学校裏の城山
学校裏の城山

(2)がけから離れて露頭を観察する。

 1)がけの露頭が見通せる所から,がけや城の石垣などをスケッチする。

 2)露頭に見られる大きな割れ目や,岩石の模様など気付いたことを書き入れる。

 3)この公園の高台一帯は,白っぽい塊状の岩石からできており,川原などで見かける砂や粘土の地層は見られない。
学校裏の城山

(3)岩をくずす松の根

 公園のがけで目につくのは,がけに沿って伸びている松の根である。

 松の根は,小さなすき間に入りこみ成長するにつれ,植物体も大きくなり,この根の成長する力が,硬い岩石のすき間を押し広げていく。この硬い岩石も,このような割れ目でこわされ,風化が進んでいく。
岩をくずす松の根


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