-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-109/231page

2、川原のようすと流水のはたらき

(1)調べる場所

　しもかわ橋の小川

(2)土手から川原(はんらん原)や水の流れを観察する。

　1)土手の上から小川の全景をスケッチする。

　2)はんらん原や川岸の様子などを書き入れる。

　はんらん原は葦で覆われていますが,大雨の後など冠水する場所である。このはんらん原は,小川が大きく曲がる内側にあるか,外側にあるか。他の場所でも調べる。

　また,コンクリート防岸工事がしてあるのは,小川が曲がる外側で,なぜ工事がおこなわれたのか,話し合う。

(3)川原に下りて,流水のはたらきを調べる。

　1)橋の附近(ア)と,コンクリート防岸が終る(イ)附近とで,流速が違う。木片を流して調べる。

　2)はんらん原から,川底を観察すると,(ア)附近の川底と,(イ)附近の川底とで様子が違う。

　　(ア)の川底は砂が積もっているが,(イ)の川底はレキが積もっている。

　　また,水中のぞき箱で(イ)の川底を観察すると,砂やゴミが流されている様子がわかります。

　　川の流れの速さと川底に積もる砂やレキの大きさの間に,どのような関係があるかまとめる。