-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-125/231page
大きさなどのおおよそも記入しておくとよい。
2)川原ができているのは,川の流れが曲がっている内側か,外側か。
(3)川原におりて流水のはたらきを,調べる。
1)川原や中州につもっているのは砂かレキか。一面に生えている雑草の様子からも推察できる。
2)川底の様子も調べる。
砂ばかりで,小石はほとんどみられない。なぜか。また,砂の中には,キラキラ光る黒っぽい粒がたくさんみられる。これは,黒雲母という。この川底や川原につもっている砂は,阿武隈山地をつくっている花こう岩が風化されて,砂のようになり運ばれてきたものである。
3)(ア)附近のはんらん原の近くと,流れの中央とで,速さがどのように違うか,30mの長さを測り,木片などを流して流速を調べる。
4)流れの速さと,川の蛇行,川原や中州のでき方などについてまとめる。