-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-126/231page

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船引小学校

1、地層の観察

(1)観察する場所

 船引中学校の校庭西側の土手のがけ
船引中学校の校庭西側の土手のがけ

(2)川原に下りて,地層全体を観察する。

 1)土手の地層が見通せる所に立って,がけの全景をスケッチする。

 2)地層の厚さ,色,葉理があるかないかなど気付いたことを書き入れる。

 3)学校の建っている校庭は,土手のがけに見られるような砂や小さなレキがつもってできていることを理解する。
船引中学校の校庭西側の土手のがけ

(3)地層に近づいて,その特徴を観察させる。

 土手のがけに見られる地層は,足もとの川原の砂と同じもので,淡黄灰色をした無層理の地層で,2cm〜3cm大のレキを所々にふくみ,砂に土が混じってつもった地層です。

 この地層は第四紀沖積世のたい積層で,船引町を流れる大滝根川のはたらきで,岩盤の花こう岩の上につもってできた地層です。

2、川原のようすと流水のはたらき

(1)調べる場所

 中学校西側の川原
中学校西側の川原

(2)川沿いの道路上から川の流れや,川床の岩盤,川原のようす


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