-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-133/231page

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 3)この高台は淡黄色の厚い(A)層の上に,白っぽい(B)層がつもってできていることを理解する。

 4)(A)層にはさまっている,うすい砂層を追いかけると,地層は水平方向に広がりをもってつもっていることが理解できるでしょう。

(3)地層に近づいて,その特徴を観察する。

 (A)層は淡黄色をした地層で,指で触るとクレンザーのような感じがします。この地層は粘土に火山灰が混じってできた凝灰岩質粘土層です。現在,宅地造成用に採土きれ運ばれています。

 また,白っぽい軽石を含む粗い砂のうすい地層がはさまっているのも観察されます。

 (B)層は,(A)層の上につもった白っぽい白河石と呼ばれる石英安山岩質溶結凝灰岩で,風化してやわらかくなっています。

表郷第四小学校

1、地層の観察

(1)観察する場所

 高木字滝の上近藤氏宅近くで用水路わきのがけ
高木字滝の上近藤氏宅近くで用水路わきのがけ

(2)がけから離れて地層全体を観察する。

 1)がけの地層が見通せる所からがけの全景をスケッチする。

 2)地層の重なり方に注意し,地層を書き入れる。

 がけの近くでは葉理がはっきりしませんが,少し離れるとよくわかります。

 3)この高台は,(A)層のようなレキ
高木字滝の上近藤氏宅近くで用水路わきのがけ


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