-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-135/231page

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(3)地層に近づいて,その特徴を観察する。

 この道路沿いに見られるがけは淡い茶色をしたローム層です。このローム層は那須火山系の活動で噴出した火山灰が西風で運ばれ,雪がつもるように空からふりつもってできた風成層です。

 また,表面が乾燥すると1mm大の白っぽいつぶつぶ模様が見られます。これは軽石と呼ばれる火山砕せつ物で,色は白っぽく,スポンジのような多孔質をしています。

中畑小学校

1、地層の観察

(1)観察する場所

 グリーンランド分譲地のがけ
グリーンランド分譲地のがけ

(2)がけから離れて地層全体を観察する。

 1)がけの地層が見通せる所からがけの全景をスケッチする。

 2)地層の重なり方に注意して,地層を書き入れる。その際,地層の色や厚さ,地層や葉理の方向,地層内の模様など気付いたことを書き入れる。

 3)(A),(B)地層だけが見られるようがけの右端でがけを観察させ,この高台は粒の細かい(A)層や粗い砂の(B)層,淡茶色の(F)層がつもってできていることを理解する。

 4)また,がけにそって(A),(B)層を追って,地層は水平方向に広がりをもってつもっていることを理解する。ただ,給水塔近くで,(C),(D),(E)層のように斜
グリーンランド分譲地のがけ


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