-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-143/231page

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 2)レキの形を調べる。

 レキの形を,まるい石,ややまるい石,角ばった石の3つに分け,その数を調べる。

 3)川原のレキの多くは,淡黄色の砂岩や緑色をした緑泥片岩からできているレキですが,他に白っぽい花こう岩のレキも見られます。

 これらのレキから,川の流域の八溝山地や阿武隈山地や平坦地は,これらの岩石からできていることが推定できます。

 4)調べた結果を表にまとめる。
大きさ(cm) 種類
5〜10 10〜15 15〜20 亜円 花崗岩 緑泥片岩 砂岩
47 18 6 0 46 25 9 29 33
66% 25% 9% 0% 65% 35%      

 下流の近津小や更に下流の塙小のレキの資料と比較して,レキの大きさの変化,レキの形の変化を数的にとらえることによって,流水のはたらきの理解が一層深まる。

近津小学校

1、地層の観察

(1)観察する場所

 都都古別宮孔前のがけ
都都古別宮孔前のがけ

(2)がけから離れて地層全体を観察する。

 1)自動車に注意しながら,がけの地層の全景をスケッチする。

 2)地層の重なり方に注意して地層を書き入れる。その際,地層の色やその厚さや地層の模様など気付いたこ


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