-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-155/231page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]


猪苗代小学校

1、地層の観察

(1)観察する場所

 公民館裏の亀ケ城のがけ
公民館裏の亀ケ城のがけ

 事前に公民館に連絡して了解を得ておく。

(2)がけから離れて地層全体を観察する。

 1)亀ケ城のがけの地層が見通せる所に立って,がけの全景をスケッチする。

 2)地層の色や,含まれているレキの岩質や大きさ,がけのおよその大きさなど気付いたことを書き入れる。

 3)亀ケ城は30cmを越える角レキを含む淡い茶色を帯びた,磐梯山の活動で噴出した火山砕屑物がつもってできた自然の高台を利用して築城されたものであることを理解する。(また,この火山砕屑物は半坂に続いています。)
公民館裏の亀ケ城のがけ

(3)地層に近づいてその特徴を観察させる。

 亀ケ城のがけの地層は無層理で,淡い茶色を帯びている泥質のもので,その中に30cmを越える角レキやこぶし大の角レキを多く含んでいます。レキの大部分は,安山岩質の溶岩や安山岩のレキで,磐梯山の火山活動の噴出物がつもってできた地層である。


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。