-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-164/231page
2)川原の様子,水の流れと川岸のけずられ方など,気付いたことを書き入れる。
3)川原ができているのは,流れの曲がっている内側か,外側か。また,川岸がけずられているのはどちらだろう。
4)はんらん原の様子と川原の様子の違いを調べよう。
(3)川原におりて流水のはたらきを調べる。
1)(ア)付近の川原に立ち,川原から対岸に進むにつれて深さはどう変わっているか調べてみよう。
2)の付近で20mの長さをとり,川原の近くと対岸の近くでの流れの速さについて,流速を測ってみよう。
3)(ア)の川底を水中のぞき箱で観察し,川原の近くと川原から離れた場所の川底の砂やレキの違いを調べよう。また,砂などの流され方も観察しよう。
4)(ア)付近の川原の高低や砂やレキのつもり方を観察しよう。砂の多い部分はレキの多い所とくらべ,高さはどうだろうか。また,なぜこのようなことがおこるのか考えてみよう。
川原のレキを注意して見ると,石の長い方向や面が,一定の方向に向いて配列されて,屋根がわらのような並び方をしています。このような並び方をインブリケーション(レキの覆互状構造)と呼んでいます。
(4)川原のレキを調べる。
川原でのレキや砂のつもり万の平均的な所を選んで,1m四方の方形枠を置く。
方形枠内に入っている,長径5cm以上のレキをすべてビニルシート上に取り出す。(表面に見えるレキのみ)
1)レキの大ききで分ける。
レキの大きさによって5〜10cm,10〜15cm,15cm以上に分け,その数を調