-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-171/231page
岩からできています。
このがけに見られる下盤のA1〜A5層は新第三紀末の鮮新世の頃,湖の底につもった堆積物です。
また,上につもっているB層は,沖積世の段丘性堆積物です。
※鬼渡りのがけに行く途中,川原から対岸のがけで地層の重なり関係や,広がりが観察されます。
2、川原のようすと流水のはたらき
(1)調べる場所
一の戸川大田橋上流300m地点
(2)がけの向かいの川が大きく曲がる川原に立って,川原の様子や水の流れを観察する。
1)川原から川の全景をスケッチする。
2)川原の様子,川原のふちやガケのけずられ方など,気づいたことを書き入れる。
3)流れが大きく曲がっている場所で,川原のふちがけずられているのは,流れの曲がっている内側か,外側か。
4)流れの大きく曲がっている内側は大きな川原になっていますが,他の流れが曲がっている場所でも調べる。
(3)川に近づいて,流水のはたらきを調べる。
1)(ア)の近くに立って,川原から対岸に進むにつれて深さはどう変わ