-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-172/231page

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っているか調べる。

 2)(ア)の場所で20mの長さをとり,川原の近くと対岸の近くでの流れの速さについて,流速を測る。

 3)(ア)の川底を水中のぞき箱で観察し,川原の近くと川原から離れた場所の砂やレキの違いを調べよう。また,砂などの流され方についても観察する。

 4)4)付近の水の流れと川の深さ,ガケのけずられ方などについて考える。

 5)川原の(ウ),(エ)地点のレキの大きさや川原の高低を調べ,どうしてこのような違いが起こるのかを考える。

(4)川原のレキを調べる。

 川原でのレキや砂のつもり方の平均的な所を選び,1m四方の方形枠を置く。

 方形枠内に入っている,長径5cm以上のレキをすべてビニルシートに取り出す。(表面に見えるレキのみ)
一の戸川大田橋上流300m地

 1)レキの大きさで分ける。

 レキの大きさによって5〜10cm,10〜15cm,15cm以上に分け,その数を調べる。

 2)レキの形で分ける。

 レキの形でまるい石,ややまるい石,角ばった石の3つに分け,その数を調べる。

 3)レキの種類は珪岩,凝灰岩が多く,他に流紋岩や緑色泥岩,花こう閃緑岩なども見られる。これらのことから,一の戸川の上流には,火成岩や変成岩でできている山地のあることが推定できます。

 4)調べた結果を表にまとめる。
大きさ(cm) 種類
5〜10 10〜15 15以上 亜円 硅岩 凝灰岩 流紋岩 緑泥片岩
42 12 4 15 28 15 24 16 7 7
72% 21% 7% 26% 48% 25%        


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