-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-173/231page

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高郷第一小学校

1、地層の観察

(1)観察する場所

 新役場裏のがけ
新役場裏のがけ

(2)がけから離れて地層全体を観察する。

 1)がけの全体が見通せる所に立って,がけの全景をスケッチする。

 2)地層の色,水分を含んでいる地層,地層の重なり方など,気付いたことを書き入れる。

 3)役場裏の高台は,砂からなる(A)や(C)層,レキからなる(B)屑が,水平につもってできていることを理解する。

 4)ぬれて暗茶色の(C)層を北面のがけから西面のがけに追いかけ,地層は水平方向に広がりをもってつもっていることを理解する。
新役場裏のがけ

(3)地層に近づいて,その特徴を観察させる。

 (A)層はまだ固結せずザラザラした白っぽい砂層で,層理は見られません。

 (B)層は厚さ10cmの砂層をはさんだレキ層で,レキは1cm〜10cm大の円レキで,白っぽい流紋岩や暗青色の硬砂岩からできています。また,レキ層の下部に長さ5cmほど

の黒っぽい亜炭片を含んでいます。

 (C)屑は水平方向に葉理がよく発達した砂層です。地層に
新役場裏のがけ


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