-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-194/231page

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川口小学校

1、地層の観察

(1)観察する場所

 うわいくさ橋のたもとのがけ
うわいくさ橋のたもとのがけ

(2)がけから離れて地層全体を観察する。

 1)自動車等に注意し,がけの全体が見通せる所に立って,がけの全景をスケッチする。

 2)地層の色や,層理や葉理があるかないか,露頭の大きさなど,気付いたこと,地層の特徴を書き入れる。

 3)只見川の岸には岩盤が見られる。これらの岩盤は橋のたもとで観察された同じ岩質の地層がつもってできている。このことから,只見川の川床からがけのあるこの高台にかけて,塊状の砂層が厚くつもってできていることを理解する。

 4)只見川沿いの岸の岩盤に見られる層理から,地層は水平方向に広がりをもってつもっていることを理解する。
うわいくさ橋のたもとのがけ

うわいくさ橋のたもとのがけ

(3)地層に近づいて,その特徴を観察させる。

 がけの地層に触ってみると,ザラザラした感じを受けます。また,注意して見ると,2〜5mm大の小さなレキが含まれています。


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