-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-195/231page

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 地層は淡い黄色をしていますが,部分的に赤味を帯びた所もあり,層理は発達せず塊状につもってできた粗粒の凝灰岩質砂層です。

 このがけの地層は,会津一帯が海底であった新第三紀中新世の中期に海底につもってできた地層です。

横田小学校

1、地層の観察

(1)観察する場所

 にほんぎ橋のたもとより細道を下りた岸辺の岩盤
にほんぎ橋のたもとより細道を下りた岸辺の岩盤

にほんぎ橋のたもとより細道を下りた岸辺の岩盤

(2)川に下る途中,岸辺の岩盤全体を観察する。

 1)足もとに注意し,岸辺の川床に見られる岩盤をスケッチする。

 2)川はせき止められ,ダムとなっているので,満水期には川床の岩盤は水面から没するため,岩盤の表面には泥がついており,観察しにくいが,地層の色,層理や葉理が見られるかどうか,気付いたことを書き入れる。

 3)対岸を遠望しよう。若鷺の違いから層理が観察できる。

 この川沿いの小高い山は川床の岩盤に見られる,俗に大谷石のような感じでより硬い,葉理のあまり見られない地層がつもってできていることを理解する。


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