-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-206/231page
江川小学校
1、地層の観察
(1)観察する場所(その1)
塔のへつり(文部省指定天然記念物)
(2)対岸からがけの地層を観察する。
1)がけの地層が見通せる対岸から,がけの全景をスケッチする。
2)地層の重なり方に注意して,地層を書き入れる。その際,地層の色や層理,地層の厚さ,がけ(塔)の高さも目測で書き入れておく。
3)この白亜の殿堂のような約40mのがけ(塔)は,白っぽい(A)層や,レキを含む淡黄色の(B)層などが積もってできていることを理解する。
4)また,川に沿って300mほどがけがつづいているので,くぼんでいる(A)層を追いかけてみよう。地層は横に広がりをもっていることが理解できる。
(3)地層に近づいて観察させる。
(A)層はがけのくぼんでいる部分の地層で,参道にそって観察されます。
参道面より70cmの厚さで,白っぽく層理が見られる地層が水平に債もっています。指でさわるとクレンザーのような感じがする地層で,火山灰に砂が