-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-208/231page

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2、川原のようすと流水のはたらき

(1)観察する場所

 塔のへつりのつり橋より100m下流の川原
塔のへつりのつり橋より100m下流の川原

(2)川全体が見通せる場所から,川原の様子や水の流れを観察する。

 1)川の全景をスケッチする。

 2)川原や川原のふちのけずられている様子,水の流れなど,気付いたことを書き入れる。

 3)流れが大きく曲がっている場所で,川原ができているのは流れの内側か,外側か。また,川岸のけずられているのはどちらだろうか。
塔のへつりのつり橋より100m下流の川原

(3)川原におりて,流水のはたらきを調べる。

 1)(イ)付近の川原に立ち,川原から対岸に進むにつれ,深さはどう変わっているか調べてみよう。

 2)(ア),(イ)の付近で,それぞれ10mの長さをとり,川の流速を調べてみよう。

 また,(ア),(イ)の川底の違いも調べてみよう。(ア)付近の川底は砂が多いのに,(イ)付近の川底には大きなレキもみられるのはどうしてだろう。

 3)水中のぞき箱で,(イ)付近の川底をのぞき,砂やゴミが流されている様子を観察しよう。

 4)(イ)の場所で,川原の近くと対岸の近くとで,流れの速さがどう違うか,木片などを流して比べてみよう。

 5)川原でも高い部分と低い部分が見られます。高い部分と低い部分とで,レキの大きさも違っています。どうしてこのような違いができるのか,考えてみよう。

 6)流れの速さと川の深さ,川底の砂やレキの大きさ,川原や川岸のけずられ方との間にどのような関係があるか,まとめてみよう。


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