-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-226/231page
2、川原のようすと流水のはたらき
(1)調べる場所
伊南川中の橋下
(2)自動車等に注意し,橋の上から川原の様子や水の流れを観察する。
1)橋の上から川の全景をスケッチする。(車に注意する)
2)速い流れの部分,ゆるやかな部分,川原や川岸のけずられている様子など,気付いたことを,書き入れる。
3)流れが大きく曲がっている場所で,土地がけずられているのは,流れの内側か,外側か。
4)川原ができているのは,内側か,外側か。
(3)川原におりて,流水のはたらきを調べる。
1)(ア)の近くの川原に立って,川原から対岸に進むにつれて,深さはどう変わっているか調べてみよう。
2)(イ)の場所で,10mの長さをとり,川原の近くの流れと対岸近くでの流れについて,流速を調べてみよう。
3)(ア)と(イ)の川原に近い流れの川底を水中のぞき箱でのぞき,レキの大きさの違いを調べてみよう。このレキの大きさの違いについて,流れの速さとの関係で考えてみよう。また,砂やゴミの流される様子も観察しよう。
4)流れの速さと川の深さ,川底の砂やレキの大きさ,川原や川岸のけずられ方との間にどのような関係があるかまとめてみよう。
(4)川原のレキを調べる。
川原でのレキや砂のつもり方が平均的な所を選んで,1m四方の方形枠を置く。
方形枠内に入っている,長径5cm以上のレキをすべてビニルシート上に取り