研究資料分類基準F-201習熟度別学習研究の手引き-020/96page

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2 習熟度別学級編成の仕方

 なぜ習熟度別学級編成をするのか,その理由を生徒・父兄に十分説明し納得を得るのが第一です。生徒を能力で決めつけるのではなく,習熟度別学級編成によって,よくわかる学習を保障し,生徒の持っている能力を最大限に伸ばすための有効な処置であること,そのために,教師全員が全力をあげて実践努力することを理解してもらいます。そして,具体的な実施の方策を示して,生徒が安心して学級編成に応じられるように配慮します。

 次に,生徒の習熟度を正確に押さえ,それを確認させ,生徒の自主性によって,自己の習熟度に応じた学級を選択させます。この時点で,選択のためのカウンセリングを生徒及び父兄に行います。十分に話し合いをした上で,最終決定は本人にまかせます。この本人の希望意志によるかどうかに,習熟度別学級編成の成否がかかっています。一例を図で示せば,次のとおりです。

図4 習熟度別学級編成の仕方一例
図4 習熟度別学級編成の仕方一例


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