学級担任・H・R・Tのための学校教育相談入門-037/222page

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えられる。このことが,さらに本人の衝動傾向を増大しているとも考えられる。

総不安偏差値も相当高く,特別な個人指導計画が必要である。

なお,学習に対する不安は,面接時におけるきき出しにおいては予測されたことではあったが,調査からはそれ程の数値を示していない。性格検査でみられた情緒不安定因子は学習不適応,学業不振をもたらす因子ではあるが,本人自身が学習不安を自覚していないことなど,矛盾した部分を示していることも,カウンセリング過程で明らかにしていかなければならないことであろう。

オ.不安診断検査(CAS)

                          因子別プロフィール

不安診断検査

・自我感情が年齢相応に未発達

・自我弱く情緒不安定

・固執性強くパラノイド傾向大

・憂うつ感,自信欠如

・神経質傾向大

○ 総合的にみて,因子個々に問題が強く表出しており,治療的カウンセリングが必要とされる生徒である。

力.親のエゴグラムと親子関係診断テスト

被験者\型 消極的 積極的 厳格 期待 干渉 不安 溺愛 盲従 矛盾 不一致
父親         ×      
母親 ×             ×
本人 × × × × ×          

×危険地帯(0〜20パーセンタイル)

△準危険地帯(20〜50パーセンタイル)

○ 父はがん固で自分の考えを押し通すタイプ。母は自分のわく組から子供


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