学級担任・H・R・Tのための学校教育相談入門-143/222page

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18)  に行くとひどかった。保健室に寝ていても眠れなかった。たぶん自分に問題があった幼かったというか友だちになじめなかった。拒否しちゃったというか」と話してくれた。
※「もう,来所しなくてもいいようだね」というと,うなずきながら,「来週は,母と一緒に来ます」と答えた。
※YG性格検査実施
 ろくほど変容した。
19) 〇4月からの復学の抱負についてき く。
 ・「成績にあまりとらわれず,今年休学して得た人生経験を生かした幅の広い人間として,生活していく」ということである。
○子供を通して,両親の養育の姿勢も大きく変容したことが推察できる。
※この日をもって,相談を終了することにした。


(8) 考察

 1) 急テンポに効果があがった理由として,休学届を出したことにより,情緒が安定したこと。

 2) 両親の努力により,社会的技術や態度の訓練の場として,宗教団体(R会)やテニスクラブが与えられたこと。

 3) 休学中の生活を,本人を信じて「まかせる」養育態度をとってきたことから,順調に自我が成長し,対人不安や孤独傾向が解消されたこと。などが考えられる。初回来所時に実施したY-G性格と,不安傾向診断検査(GAT)をカウンセリング終了時に実施したものと比較したのが


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