中学校技術・家庭科研修講座資料材料試験機の使い方-018/26page
4.試験片平行部の呼び寸法に対する許容差
機械加工した平行部のでき上り寸法には,呼び寸法に対して下記の許容差以内の製作誤差が許される。
単位mm
寸法の範囲 許容差 4をこえ16以下 ±0.5 16をこえ63以下 ±0.7 5.試験片平行部寸法の偏差
機械仕上げをした平行部の偏差(最大値と最小値との差)は,表1および表2のとおりとする。
単位mm 単位mm
機械仕上げによって
できた径偏差 3をこえ6以下 0.03 6をこえ16以下 0.04 16をこえるもの 0.05
機械仕上げによって
できた厚さおよび幅偏差 3をこえ6以下 0.06 6をこえ16以下 0.08 16をこえるもの 0.10 表1 円形断面の場合
表2 長方形断面の場合
6.必要があれば試験片の平行部には,前記の寸法偏差の数値の範囲内で中央に向かってテーパを付けてもよい。