中学校技術・家庭科研修講座資料材料試験機の使い方-024/26page

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lo:標点距離(mm)

 備考:板状試験片で破断面をつき合わせたとき,幅の中央部にすき間(CP)がある場合(図2)にも,このCPの寸法を差引かずに標点O1O2間の長さをもって破断伸び(伸び)を算出する。

図5-2

図5-2

(9)破断伸び(伸び)の数値は,JIS・Z8401(数値の丸め方)によって1位に丸める。ただし,標点距離が100mmをこえる場合には,もっとくわしくてもよい。

(10)絞りの測定には円形断面の試験片を用いる。

(11)絞りは,つぎの式によって求める。

  ψ=Ao-A/Ao×100

ψ: 絞り(%)
A: 試験片の破断面を注意してつき合わせ,(1)に準じて測定した最小断面積(mm2)
Ao: 原断面積(mm2)

(12)絞りの数値は,JIS・Z8401(数値の丸め方)によって1位に丸める。

(13)引張試験の成績は試験片の破断位置によって,つぎの記号を付記して区別する。

 A:標点間の中心から標点距離の1/4以内(図3・A部)で破断した場合。

 B:標点間の中心から標点距離の1/4をこえ,標点以内(図3・B部)で破断した場合。

 C:標点外(図3・C部)で破断した場合。このA,B,Cの区分は,破断後の標点間の長さで考えてもよい。

図5-3

図5-3

(14)試験の成績には,試験片の種類を付記する。


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