親と教師の教育相談室-025/201page

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24.おつかいのたびにお金をせがむ子
【問い】5歳の息子が,おっかいを頼むごとに,ごほうびにお金を要求します。このくせを直すには,どうしたらよいでしょうか。

【答え】お子さんは,おつかいをしているうちに,お金の使い方もわかり,自分のほしいものも,目につくようになったものと思われます。
こんなことから「おつかいにいってちょうだい」。「じゃあ,お金ちょうだい」。ということで,これが習慣になったのでしょう。
5歳のお子さんにお金をごほうびにあげることは,むだづかいのくせにもつながります。
これを防ぐには
1.おつかいやご用を頼むときに必ずごほうびをだすやり方をしないことです。
そのかわり,十分に感謝や喜びの言葉をかけてやることです。親に喜ばれることを子どもはなによりもうれしがります。
2.品物のごほうびを与える場合でも,おつかいをしたときに,すぐあげるときめておかないことです。
おやつのとき,今日はいい子だったからとクッキーやキャンデーを少しふやしてやっても満足します。
3.買い物に子どもをつれていった場合,子どもの遊ぶものなどを子どもだけで買わせないようにします。
4.友だちが持っているおもちゃなどで,子どもがあまりほしがるときは,いっしょにいって買ってやるようにします。
5.来客から子どもが,お金をいただいた場合には,そのお金をすぐ使わず,あとでお母さんと相談してから使うよう約束をすることです。
以上,5歳児の金銭のしつけとして気をつけたい点をあげましたが,お金の使い方については,他の生活技術と同様に長い練習期間が必要です。


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