親と教師の教育相談室-162/201page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

160.高校でのコンピュータの学習内容は
【問い】中2の長男が,高校を卒業したら,コンピュータ関係の仕事につきたいと考えているようです。コンピュータのことは,よくわかりませんので,話し合いの糸口がつかめません。高校では,コンピュータについて,どのようなことを教えているのでしょうか。

【答え】コンピュータの勉強には,機械を作るハードウェアと,それを利用するソフトウェアの2つの分野があります。
高校で扱う内容は,主にソフトウェアの分野なので,これについて説明しましょう。
1)コンピュータを利用するためには,仕事の手順を,人間がコンピュータに教えなければなりません。これは,コンピュータ特有の言語で書いたもので,プログラムと呼ばれています。実習をとおしてプログラムの作り方を勉強します。
2)コンピュータは速く,正確に仕事を達成し,人間が教える仕事の手順に誤りがあると,そのとおりに仕事をするので,注意しなければなりません。1人でプログラムを書けるようになったら,正しい仕事の手順を作る方法を具体的な事例に基づいて,勉強します。
3)コンピュータは大変便利な機械なので,あらゆる面に利用できる可能性を持っています。しかし,だれが,いつ,どこで,どのように利用するかは個々のケースによって違うので,十分検討しなければなりません。このような利用方法について勉強します。
高校では,これらの内容について,基礎的・基本的事項の理解を目標として,商業や工業に関する学科で指導することになっています。(学科によって内容が,若干異なる場合があります)

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。