小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1983-027/099page
観点・小問ごとの分析 対策の視点 [5]文・文章を読む
一、文章の内容の大体がわかる
1は「おとうさん」「どうぶつえん」が正答で、正答率は81%である。 誤答例としては 「おとうさん」→「わたし」 「どうぶつえん」→「どうぶつ」 「どうぶつえ」 などがある。2の「ウ」は、正答率が81%である。誤答例としては、「ア」の「さる→ライオン→きりん」が多い。3の「イ」は、正答率が85%である。誤答例としては、「エ」の「おいしいくさをたべていました。」が多い。○文や文章を最後まできちんと読み通させる訓練が大事であろう。その中で、「だれが、どこで、何をしたか」話の筋をしっかり読み取らせたいものである。また、場面ごとの登場人物の動きをとらえさせるようにしたいものである。
○長い文章では、前の部分は集中して読むが後ろの部分を正確に読まないで、自分で創作して答えてしまう例が多くみられる。常に、前述のような目的を持ちながら読む習慣を身につけさせることも大事であろう。二、場面のようすなどが想像できる。
1の「ウ」(よわむしな子)の正答率は、80%である。誤答例としては、「エ」の「げんきな子」がほとんどである。2の「2、3、4、1」の正答率は49%で、50%に達していない。誤答例としては、「2、4、3、1」「3、4、2、1」「4、3、2、1」が目立って多い。3の「ウ」(おそろしい)の正答率は、62%である。誤答例としては、「ア」の「うれしい」が大半をしめている。4の「イ」(ちからいっぱいはねをばたばた…)の正答率は72%である。誤答例としては「ア」の「おかあさんにたすけて…「エ」の「いけがふかくて…」が多い。○「よわむし」という言葉が文中に使われているが、言葉がなくても会話や動作などで想像させる習慣をつけさせることが大事であろう。
○主な登場人物の動きをしっかりとらえ、順序を追って読み取る習慣をつけさせたい。
○自分が登場人物の立場に立って読み進める習慣をつけさせたい。
○想像豊かに読ませることは大切であるが、語句や文章表現に即して読み取る習慣を1年生からもたせたいものである。観点[5](文・文章を読む)について
○観点正答率は73%で、観点[6](文・文章を書く)に次いで低率である。特に、